優先すべきは成果である!

労働時間と報酬がリンクするという見方をしている人は、視点を変える必要があります。確かにアルバイトのような時給による収入であれば、働いた時間が長いほど収入は増えていきます。しかし、健康的に働き、それに見合った収入を得る場合は、考えてほしいことが2つあります。

1つは、人間はいつまでも集中力は続かないということです。つまり、働く時間が長くなっても、単純に成果が増えるわけではないということです。アルバイトは時間あたりの報酬が出ますが、正社員の場合は成果に応じて報酬額が決まるのが一般的です。つまり、時間ではなく、成果の質と量を優先するべきなのです。そして、成果を高めるためには、効率良く短時間で業務を済ませる工夫が必要です。

欧米では、どれほど効率を高めることができるかに応じて報酬額が決まるそうです。また、一定額以上の収入を得るためには、時間あたりの単価をどれだけ高めることができるかがポイントになります。これらを一つずつクリアしていけば、残業をしなくても十分な給与は得られるはずです。

それから2つ目は、収入を高めるためには、どのような環境で仕事をするかも重要でしょう。職場によっては、成果を上げてもそれをきちんと評価してくれないところもあります。そのような職場ではいくら頑張っても、モチベーションが維持できなくなります。そのような職場では、気持ち良く仕事に集中できなくなるため、場合によっては転職という選択をしたほうがいいこともあります。「努力していても報われない」と感じたときには、ぜひ働く環境を変えることも検討してみてはどうでしょうか?